実は外付けGPUを導入していました~はじめてのGPU~
内蔵グラフィックス性能が大幅にアップしたCore i5-1135G7搭載ノートでちまちまPCゲームを遊んでいたわけだが、いざがっつりPCゲームを遊ぼうとなると内蔵グラフィックスではやはり心もとない。ということで実はeGPU(外付けGPU)を導入していた。数ヶ月前に。
eGPUボックスはSONNET eGFX Breakaway Box 550、GPUはGeForce RTX 2060の中古。
eGPUってなに?
専用ケースにグラフィックボードを取り付けてPC本体とThunderboltで繋ぐとあら不思議、PCがグラフィックボードの恩恵を受けられるようになる。
ただし、性能がグラボ本来のものと比べて70~80%になってしまうため、コストパフォーマンスは良くない。現在はただでさえGPU価格が高騰しているので、値段的には全くおすすめしない。何か事情がない限り普通に本格ゲーミングPCを買った方がいい。
私がeGPUを導入した事情
もともとPCゲームを嗜むつもりはなかった。新しいノートPCを探していた時、自分の求める条件を満たすマシンを買ったらそれがたまたま「ゲーミングノート」と銘打たれた製品で、Steamも最初からインストールされていたしじゃあPCゲームってやつをやってみっか~と触ってみたら意外とというかやっぱりというか楽しかったのである。で、もっと上のGPUが欲しくなり、とはいえさすがにもう1台ゲーミングPCを買うよりはeGPUの方が安上がりだったためeGPUを導入した次第。
コスパ面では全くおすすめできないeGPUだが、
などのメリットはある。あとは、実際どうなのかはわからないが、グラフィック処理をeGPUに任せることでCPUおよびPC本体にかかる負荷が減り、寿命が伸びる……ということもあったりするかもしれない。
ちなみに、eGPUボックスは当然グラボを搭載できるサイズであり冷却ファンも備えているため、モノにもよるがキューブ型デスクトップぐらいのサイズはある。場所がない人は普通にゲーミングノートを買った方がいい。
ベンチマーク
まずはi5-1135G7内蔵のIris Xe Graphicsから。(※Tiger Lake世代のCPUは性能がパソコンの設計次第で異なってくるそうなので、以下の結果は「i5-1135G7のグラフィックス性能」というより「i5-1135G7を搭載したLEVEL-14FH057-i5-UXSXのグラフィックス性能」となる)
内蔵グラフィックスにしてはがんばっていますよねという感じだ。ライトユーザー向けのノート用GPUであるMX250がGraphics scoreで4000台を出しているのを考えると、ちょっと寂しいかもしれない。
しかし一応i5-1135G7の名誉のために書いておくと、2015年発表の3Dアドベンチャーゲーム「SOMA」はIris Xe Graphicsで完走できました。
次に、eGPUでRTX 2060を接続した場合の結果。
eGPUから外部ディスプレイに出力した方が性能が上がるらしいのだが、今回はeGPU+ノートPCのみの組み合わせ。
明らかなレベルアップだ。ここまで来ると、CPU性能がボトルネックとなっているフシもある。
手持ちの中で一番重そうな「Detroit: Become Human」(デモ版)も画質設定:高でプレイできた。
フレームレートがどうとかいうシビアなゲームはもともと遊ばないので、eGPUでわりと快適に3Dゲームを楽しんでおります。
はじめてのGPU
グラフィックボードを扱うのが初めてだったので、eGPUボックスに組み込む際、はめることができなくて買い物を失敗したかと本気で焦った。グラボの端子カバーを外していなかった。